弊社で取り扱う「惜鉄訪問証」には、国鉄時代の資料をもとに制作したものと、JR各社のご許諾を得て制作しているものがございます。
国鉄時代の資料に基づく商品については、許諾を必要とせず制作が可能であり、安心してお楽しみいただけます。
JRの現行デザインや知的財産に関わる商品については、各社の許諾を得て制作しております。
今後も、皆さまに安心してご購入いただける商品づくりに努めてまいります。
代表社員より
国鉄時代における著作権や商標等の権利は、当時の特殊法人であった「日本国有鉄道」に属しておりました。しかし、分割民営化という特殊な事情のもと、その権利はすべて放棄されております。実際に、国鉄時代のみに存在した車両やロゴは現在も多くの企業により製品化されており、JR各社様に国鉄時代の著作権の帰属先をお伺いしても、明確な回答をいただけないのが現状です。
一方で、国鉄時代から引き継がれた車両や駅舎であっても、JR化以降に多くの改造が施され、また新たに生まれたロゴや商標も存在します。したがって、JR化後の意匠やブランドに関わる商品については、各JR様から許諾をいただき、適切に販売を行うのが賢明であると考えております。
国鉄の分割民営化から、すでに35年の歳月が過ぎました。往時の趣は少しずつ姿を消し、人々の記憶からも遠のきつつあります。かつて鉄道が日本の原動力であり、全国津々浦々へと路線が伸びていた時代──そのような時代が再び訪れることは、もはやないでしょう。
衰退の一途をたどる鉄道の歴史。その歩みを絶やさず、後世へと伝えていくことこそ、今を生きる、私たち鉄道ファンに課せられた使命であると考えております。
代表社員:友井逸平